2018年6月12日火曜日

アカデミアとリサーチゲート、どっちがいいのかわからないので、両方にアップロード。

アカデミアとリサーチゲート、どっちがいいのかわからないので、両方にアップロードした。今後はこういう形で無料でアップロードされる論文が増えるような気がする。

私のサイトは下記;

リサーチゲート
https://www.researchgate.net/profile/Saeko_Ujiie5

アカデミア.edu
https://sbfweb.academia.edu/SaekoOzawaUjiie氏家佐江子

2016年6月22日水曜日

夫の新刊が出ました。

夫の新刊が出ました。
産業・物流ほか狭い意味でのIoT(Internet of Things)領域に留まらず、医療領域などの専門サービス領域も含めて、データ収集・処理、解析、実用というデータバリュー・チェーンを顧客価値の連鎖と重ね合わせ、いろいろ解析しました。AI領域も関わってきます。サイエンス、基盤技術開発から、事業拡大、世界展開レベルまで、それも米国・欧州、日本、アジア視点で切り込んでいます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4561226796

2016年6月17日金曜日

舛添都知事辞任までのの騒動を見ていて感じたのは・・・

舛添都知事辞任までのの騒動を見ていて感じたのは、トップが変わるだけでのシステムでは、行政はうまく行かないということでしょうか? アメリカ大統領のように、トップが変わると、すべてのスタッフも全部一緒に変わらないと、うまく動かないのかもしれません。

以前、民主党のビル・クリントン大統領が任期を終え、共和党のジョージ・W・ブッシュ大統領に変わったときに、ホワイトハウスのコンピューターのキーボードから「W」のキーがなくなっていたという記事を読んだのですが、実はジョージ・W・ブッシュ大統領の父親のジョージ・ブッシュが大統領選で敗退し、ビル・クリントン大統領になったときに、ブッシュ側がホワイトハウスのコンピューターからハードディスクを抜き取ったということがあったので、それに対する仕返しだったとか。なににしても、これくらい、全部変わらないと、選挙民がトップを選んでも、期待するような政策は実行されないことになるのだろうと思いました。 

あと、これと関連して、週2回しか出庁してなかったと噂のあった石原元知事とか、職員に任せきりと悪口言われた青島さんとかじゃないと、東京都知事として任期を全うできないのかもしれません。イノセさんとかマスゾエさんみたいに、ハンズオンで、ドンドンやりそうな人が、都庁内で長年に渡って確立された機構のトップに来たら、組織が混乱し、内部で反発を生むのかもしれません。その結果、海外で泊まったホテルや公用車の使用等で文句を言われることになったとか・・・まあ、一般選挙民としては、こういう事態になると、ますます政治的アパシー状態が加速してしまい、政治に期待できない分、無関心になってしまうのですが・・・

マスゾエ氏の行状はたしかに問題がありますが、よってたかって叩きまくって、辞めさせるほどのことだったのか、全体的コストを考えると疑問です。
別に、マスゾエ氏を支持しているわけでもなく、前回選挙でも彼に投票したわけではないのですが、連日の大騒動には違和感を感じました。
視聴率が取れるから報道が過熱する。コメンテーターも一緒になって批判を繰り返す。

こういうのって、まさに米国のトランプ現象と同じ。米国でもメディアの注目が集まり過ぎたと、批判が広がっています。(マスコミの注目がモンスターを生み出したのだと思います。)


Did the Media Create Trump?
米国の記事(メディアがトランプ現象を生み出した)
My Shared Shame: The Media Helped Make Trump
 (ニューヨーク・タイムズの記事)
Why Trump Might Win (ロバートライシュの記事)

2016年5月2日月曜日

この記事のパーカーを着た黒人の少年の部分を読んで、思い出したことがある。
ニューヨークで働いていたころ、ある日会社から帰ってきたら、ちょうど私の目の前で、老人が、強盗というか、突然ぶつかって来たパーカーを着たアフリカ系の若い男に、財布を力づくで盗られたのを目撃。ビックリして大声で叫んだら、警官が来た。

事情を説明したら、二人の警官が、その強盗が逃げた地下鉄の駅の入り口に、すごい勢いで飛び込んでいって、しばらくしたら、パーカーを着た痩せた若い男を小突きまわすように引っ張ってきて、私にその若者が犯人か?と聞いた。たしかに、似てたけど、確信もてなかったので、違うと思うと答えたら、警官はその若者を解放した。

やっぱり100%確信ないのに、そうかもしれないとか言うことは出来ない。無実の人を罪人にする可能性だってあるのだから。

それに何より、あの黒人の少年より、あのNYPDの二人の警官のほうが、デカくて眼光鋭く、声も大きく、地下鉄に飛び込んで行った勢いとか、もうメチャクチャ怖かった。

アメリカでアフリカ系に生まれたら、やっぱりかなりシンドイんだろうな〜と強烈に実感して、あの時のことは、何年も経った今でも鮮明に憶えている。
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プリンスは"ちょっと待てよ、黒人の子がパーカーを着ていたら殺し屋と呼ばれて、白人の子がパーカーを着ていたらマーク・ザッカーバーグだといわれるのはなぜだろうな"と言い出した」とジョーンズは振り返る。「そこでもちろん私は、"人種差別のせいでしょう"と答えた。するとプリンスは、"うん、そうかもね。あるいは、黒人版のマーク・ザッカーバーグが少ないからじゃないかな。そこに着目してみてはどうだろう"と言うのだ」。

http://blogos.com/article/173958/

2016年2月22日月曜日

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え


嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 

岸見 一郎  (著), 古賀 史健 (著)

自己啓発本とかあまり読まない私だが、この本の売れない時代に大ベストセラーになっていると聞いて読んでみた。アドラーは名前を聞いたことはあったけど、フロイトやユングのように内容まで知らなかった。対話形式で簡単に読める。

「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」「他者の期待を満たすために生きてはいけない」軽く聞こえる言葉だが、よく読んでみると誰にでも思い当たるフシがあり、自分の人生のあり方を考えると、深い意味を含んでいることに気づく。スティーブ・ジョッブズもスタンフォード大の卒業式で行った有名なスピーチで、Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. と言っている。

ジョッブズもアドラーを読んでいたのか? 日本語訳すると、「人生は短い。他人の基準で生きるのはやめろ。」つまり、他人の期待に応えることばかり考える人生は無駄だという意味もある。この本を読むことは、一歩踏み出せない人には、良いきっかけになるかもしれない。

2015年8月29日土曜日

旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 萩原延寿著

幕末の日本に憧れを感じて、はるばるやってきた19歳のサトウに不思議な親しみを感じる。

アーネスト・サトウはその著作「外交官の見た明治維新」で幕末の日本史に名前を残した。ちょっとしたきっかけで、彼がロンドンのミルヒルスクールの卒業生だと知った。(私がロンドンに住んでいた頃、ミルヒルスクールは日本人駐在員の子弟も結構学んでいて、親しみのある学校だ。)
彼は兄が持っていたローレンス・オリファントの著作『エルギン卿遣日使節録』を読んで日本に憧れていたとのこと。ロンドン大学のユニバーシティ・カレッジ在学中に英国外務省の日本語通訳生の募集を知り応募。試験に最年少で首席で合格。19歳で幕末の日本にやってきた。その後20年以上日本に住んだサトウは日本人女性との間に三人も子供がいたという。日本研究者としても有名で多くの業績も残しているとのことで、興味を感じて彼について検索しているうちに、この本にたどりついた。
著者の萩原延寿は、英国国立公文書館に所蔵されているサトウ関連の公文書や膨大な日記や家族・友人への手紙を読み解き、サトウが交流した人々の業績・足跡を辿っている。サトウは日本語を流暢に話しただけでなく、文語の書簡なども自由に読みこなす語学力を持っていたという。英国サイドから語られる幕末史は非常に興味深い。全14巻のこのシリーズだが、第一巻は面白くて、またたくまに読了。先程第二巻を注文。
(サトウという姓だが、この名前は日本とは関係がない。彼はロンドンで、スウェーデン人の父とイギリス人の母との間に生まれた。)


写真は若い頃のサトウ